【比較解説】高市早苗報道はまた“印象操作”?TBSの偏向報道を過去の事例から振り返る

TBSの報道姿勢をめぐって、またもや議論が起きています。
発端は2025年の自民党総裁選での高市早苗氏の発言報道
「馬車馬のように働く」という党員向けスピーチが、ニュース番組ではまるで「国民に無理強いしている」ような印象で切り取られ、SNSでは「またTBSか」と炎上しました。

この記事では、そんな今回の報道をきっかけに、TBSが過去に“偏向報道”と批判された代表的なケースを振り返りながら、なぜこうした問題が繰り返されるのかを整理します。


そもそも「偏向報道」ってなに?

「偏向報道」とは、事実の一部だけを強調したり、意図的な編集によって特定の立場を有利・不利に見せる報道のこと。
日本のテレビ局は放送法第4条で「政治的に公平であること」を求められていますが、“公平”をどう判断するかがいつも議論になります。


【最新】高市早苗氏の“文脈カット報道”

2025年8月のTBS『報道特集』での高市氏報道が話題に。
「馬車馬のように働く」という’’議員’’と’’高市氏自身’’に向けた発言を、“国民に対する強要”のように編集。
さらに街頭インタビューでは「時代錯誤」「女性なのに厳しすぎる」といったコメントを繋げ、「冷たい政治家」というイメージを作ったと批判されました。

ネット上では「発言の主語が違う」「党内向けを一般化してる」との指摘が相次ぎ、X(旧Twitter)では#TBS偏向報道 がトレンド入り。


【比較で見る】TBSの“偏向報道”指摘の歴史

① 1989年:坂本堤弁護士一家殺害事件

オウム真理教からの圧力で、TBSが放送前の取材テープを教団側に見せたことが発覚。
その後、坂本弁護士一家が殺害される事件が発生。
報道倫理の欠如として社会的に大問題となり、TBSは厳しい批判を受けました。

🔎 この事件は、今でも「報道機関が越えてはならない一線」の象徴とされています。


② 2014〜2015年:『サンデーモーニング』の政治的偏り

総務省の内部文書で、TBSの人気番組『サンデーモーニング』が政治的公平性を欠くとして指摘。
コメンテーターの意見が偏りすぎていたことが問題になり、「TBSは左寄り」とのイメージが定着しました。


③ 2025年:兵庫県知事・斎藤元彦氏の“文書報道”

『報道特集』が百条委員会の結論を待たずに“知事批判”を展開。
保守系デモを「極右」と表現し、発言を編集でカット。
一方的な印象を与えたとされ、SNSでは「報道でのレッテル貼りでは?」と炎上しました。


④ 2025年:参政党報道の「極右」レッテル問題

参政党の「日本人ファースト」政策を、TBSは**「排外的思想」として紹介**。
しかし党の政策全文を見た視聴者からは「内容が違う」「切り取り報道」と批判が噴出。
党側は正式に抗議を出し、総務省への訴訟にまで発展しました。


TBS報道の共通点と傾向

過去の事例を並べると、次のような共通点が見えてきます。

指摘内容具体例結果
発言・文脈の切り取り高市早苗、参政党SNS炎上・抗議
編集による印象操作兵庫県知事報道信頼低下
公平性を欠く論調サンデーモーニング総務省指摘
倫理的問題坂本弁護士事件社会的非難

こうして見ると、政治報道になるほど「一方向の物語」を作りがちなのがTBSの特徴。
特に『報道特集』『news23』など、意見色の強い番組で問題視される傾向があります。


💡 なぜこうした偏向が続くのか?

  • 視聴率とスポンサーのプレッシャー
     → 話題性を優先する編集になりやすい
  • 報道番組の“正義感”が暴走
     → 公平性より“社会的意義”を重視する傾向
  • SNS時代の“切り取り検証文化”
     → 今は一瞬で「印象操作」が暴かれる時代に

まとめ:TBSだけの問題じゃない?

TBSの偏向報道が注目されがちですが、実はどのメディアも視点の偏りを持っているのが現実。
ただし、SNSで「事実検証」が容易になった今、
“どう伝えたか”より“どう切り取ったか”が評価される時代になっています。

視聴者ができることは、「テレビで見た情報をそのまま信じない」こと。
複数のメディアや一次情報(本人の発言・議事録)を見る習慣こそ、
“情報リテラシー”の第一歩です。


この記事のポイント

  • 高市早苗氏の発言報道が「印象操作」と批判されている
  • TBSの偏向報道は1989年の坂本弁護士事件以来、繰り返されてきた
  • SNS時代では一方的な編集はすぐに検証される
  • 情報を「受け取る側の目」も問われている

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